ハンプトン・コート

ハンプトン・コートに行ってきたのだけれど、これが素晴らしかった。寝坊したんで午後に行ったんだけど、1日かけてゆっくりまわってもよかったな。

イギリス国教会を打ち立てて嫁をとっかえひっかえしていたヘンリーVIII世の王宮っていう時点でアレなんだけど、ある意味でゲストハウス的な役割も果たしていた王宮なので、小さいながらも華麗で美しい。フランスのヴェルサイユ宮殿のように広すぎず、かといってシェーンブルン宮殿のようにごてごてしておらず…木目の落ち着いたトーンの中に凝らされた装飾は、私にとってちょうどよい心地よさだった。

優美な礼拝堂。小部屋の連なる回廊は、仕度の間や応接間など、次々と趣向の違った部屋が現れて面白い。広大な厨房は、今なお豪華な食卓の準備に追われたであろう当時の面影を残す(暖炉に薪がくべられていました)。調度品には当時の様子を伝えようという細かい気配りが感じられるし、ただ見るだけではなく、実際に当時の宮廷にいるかのように感じさせる展示方法にも好感が持てた。広場では当時を再現した劇が行われたりもするので、往事の華やかさを体感し、満喫することができるよい場所だと思います。

惜しむらくは、寒風吹きすさぶどんよりした1日だったことだな…広大な庭園には小さな葡萄畑やバラ園もあるので、夏場にぶらぶら散策するのが楽しいかもしれない(庭園の一部は無料だったはず)。ウォータールー駅から毎時2本、30分ほどとそこそこ近い場所なので、お時間があればぜひ。

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留学準備 06: トランスのこと

ネットでいろいろ見てたら「トランス(変圧器)なんて昔の話だねー」って意見が主流で,ちょっと恥ずかしくなった.そうなんだ…

確かに,今は“AC100V~240V 50/60Hz”って書いてあるのがほとんどだよね.それでも“ケーブルだけは海外に対応していない”って書いてあったりするんだけど,それはPL法なんかのタテマエってやつなので,実際にはプラグの形状を変換するだけで使ってる人がほとんどみたい.個人的には(正規品じゃないと落ち着かない人なので)カメラもPCもケーブルだけは買ってこうかと思ってたんだけど…うーん,ちょっと考えるか.まぁ,安い買い物じゃないからなぁ.

それでも,MacBookのアダプタだけは買いました.しょっちゅう使うものだし,いちいち変な変換プラグかませるのも面倒なので(+アップル製品は相変わらずポイント還元率が悪いのでポイント使って買う=タダ!)

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留学準備 05: きっぷのこと

個人的には一番重要なんだけど,さすがに留「学」という立場上は最後に考えるべきだよね…的なレールパス.

イギリス国内の移動にお得なのはブリットレイル・パスでしょ?…と信じ込んでいたのだけれど,先輩方に話を聞くと16-25レイルカードがいいとのこと.なるほど,ほとんどの路線で運賃が2/3になるのか…こっちのが使い勝手がいいな.

とはいえ,乗る区間によってはレイルパス使っちゃったほうが安くなる気もする(注:以下の情報は2012年9月時点のものです).ブリットレイル・フレキシー・パス(フレキシーは有効期間2ヶ月のうちの数日間を選んで使えるタイプ)では,4日間用だと,一等は大人465GBP,ユース375GBP.二等は315GBP,ユース249GBP.例えばロンドン~エディンバラ間の往復なら,直前の購入だと一等が305GBP,二等が195GBPだから,レイルカード(一等片道25,800円)よりも4日間用パス(一等14,800円/日)のが断然お得ということになる.さらに,8月は2013年分の早割をやってたけど,9月になって冬季(11月~2月)の早割が始まって,さらにお得.さすがに年明けは実験をまとめる時期で厳しいけど,冬季だったら大丈夫…のはずだから.

というわけで,閑散期のフレキシブル4日パスを購入.ついでにクリスマス休暇用のユーレイル・グローバルパスも購入.ユーレイルパスのほうは,3週間前でも郵送無料が間に合うギリギリだった…早く他の子にも知らせておこう.

P.S. 頼んでいたパス,結局,どちらも1週間ほどで無事届きました.

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留学準備 03: お金のこと 後編

日本人がイギリスに行くとき,6ヶ月以内の留学ならビザは必要ない(日本人はnon-visa nationalになっている).その代わり,入管できちんと留学目的であることを伝え,さらにいくつかの書類を見せる必要があるらしい.書類というのは身分証明書とか受け入れ先の身元保証書とかなんだけど,その中にBank Statementという訳のわからないモノがある.

受け入れ先の留学生センターによれば「口座取引証明書」というもののようだ.内容としては通帳のような取引履歴(だからといって通帳ではダメで,金融機関が公式に発行した証明書).最低でも過去3ヶ月以上に渡るものとのこと.留学生はバイトが認められないから,ちゃんと滞在中の費用が確保できることを証明する必要があるということだよね.しかし月々800GBPくらいはみてほしい…ということは,5ヶ月滞在なら50万円あることを証明しろってことか?おいおい,3ヶ月以上にわたってずっと50万円以上なんて,私の口座にあるわけがないんだが??

ちょっと調べてみると,アメリカ留学では「残高証明書」が要求されることが多いようだ(でも残高証明だと,1日だけ大金を置いてごまかせてしまうような気が…).残高証明書だったら,住信から英文のPDFを無料で発行できるらしい.取引証明書についても,シティが月ごとにPDFのe-ステートメントを送ってくれるらしいから,こっちで1ヶ月分だけでも履歴を用意することにしよう.あとは奨学金が渡航の直前に貰えるから,その書類も使えるだろうか…どっちみち,このどれかで押し通すしかないな.

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留学準備 02: お金のこと 前編

留学用に,シティバンク銀行に口座を開いた.なぜシティバンクかっていうと,海外でもキャッシュカードで現地通貨を引き出せるっていうのもあるけど(便利だけどレートは悪い),それよりも口座を持つことによってT/Cの交換がオトクになるから(注意:T/Cは非常に不便な場合もあります…追記参照)

シティバンクでは,口座を持っている人なら購入総額の1%の手数料でT/Cに交換できる(口座を持っていないと2%).為替レート表によるとレートは公示仲値+1円だから,だいたい実質1.8%ってところか.仲値が126.1JPY/GBPのときで128.4JPY/GBP.

一方,よく使ってるVISAのクレカだと,VISA決済センターのレートに1.63%の手数料が加算される.VISAのレートは詳しく分からないけど,例えばシティと同日に調べたときは126.7JPY/GBPってなってたから,およそ128.7JPY/GBP.レート変動もあるし,ほとんど変わらないんじゃないか?

最初は口座を作るつもりなんてなかったんだけど,1ヶ月間ダブリンに留学する知人も開設したっていうので,自分も作ってみた.冷静に考えてみればいくらクレジットカード中心に生活するつもりとはいえ,5ヶ月間ともなると,さすがにある程度の現金は必要だもんね…現金での両替レートは134.88JPY/GBP(@大〇屋)とかなりの損になるので,現金両替はとりあえず最初の数日分だけにして,あとはある程度をT/Cにして持っていくのが賢明なのだろう(あんまりカードキャッシングとかしたくないしね).

ちなみに,外資系銀行というだけあって,本人確認書類の送付なんかもオンラインだったのでビックリした.これは,開設手続きも早いことだろう…と期待したのだけど,そんなことはなかった.20日に申し込んで,22日には開設自体はできていたようなのだけど,手許にカードが届いて,実際使えるようになったのはのは今日だった(郵送物が書留より厳しい本人限定受取なので,仕方ないといえば仕方ないのだけれど).こういうことは早く動くのが大切だと,改めて痛感.

P.S.

ちなみに…理研の現地研究所も分かりやすいまとめを書いていてくださってた(ちょっと古いけど).学生だからクレカのキャッシングは使えないし,やっぱりメインはクレジットカードとトラベラーズ・チェックにして,足りない分をシティバンクから引き出すのがいいのかなと.
(2012.09.29 追記)

ちなみにちなみに…T/Cを直接お店で使うことはできないので,両替所などで現金に交換してから使うことになる.シティで発行されるアメリカン・エクスプレスのT/Cを使える場所はこちらから,私はいつも近所のマークス&スペンサーにあるM&S Bankを使ってる.ちょっと手間だけど,手数料はゼロなので割はいいと思う…が,地方だとこういう場所が少なくて不便かもしれない.

あと,ユーロのT/Cは全くメリットないような気がする.イギリス同様に受け付けない上に,イギリス以上に両替所も少ないので苦労しそう.というか,旅行用に持ってきてるんだけど,実際どうしたものか苦労している.
(2012.12.19 追記)

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