今日は学生団体主催による講演会を聴きに行ってきた.長く国際協力に携わってきた山本敏晴さんによる講演だったのだけど,いや,とってもよかったわ.
5月に聴いたUNICEFの國井さんのお話との比較でいえば,主催が主催だけに,主に医学部生の将来の“就職先”という視点にウェイトが置かれていた印象.あと,国境なき医師団やJICAでの経験があり,かつ現在は半分フリーランスのような立場に身を置いてらっしゃるということで,率直で忌憚ない話(=ほとんど暴露トーク)が伺えたとも思う.ただ,本人もおっしゃったとおり,“学生のレベルに合わせて”だいぶ簡略化されている部分もあったので,鵜呑みにはできないとも思ったけれど.
以下,雑然と自分用に講義メモ(あくまで自分用:自分の個人的主観もごっちゃ.必要に応じて削除するかも).
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実際の症例を学ぶっていうことで,班ごとに担当教官の指導のもと,実際の患者さんに会うっていう授業がある.
それの,自分の班の指導教官との相性が合わない.患者さんがICUに入ってるって聞いた時点で“え?”って感じで,意識はあるけど全身麻痺って何それ大丈夫?同意とかちゃんととれてる??って不安があったわけだけど,実際に昨日行ってみて問診はおろか,ベッドから動かせない状態では所見すらとれず,これ私たちのためにも,患者さんのためにも何も得るものないんじゃね?って疑問を抱いた.
まぁ,初対面のときに見た目がボサボサで,話してる内容もちょっと一昔前の“お医者様”って感じだったので,イメージがよくなかったって部分も大きいとは思うんだけどね.それにしても,この授業はたった1講義だからいいけれど,将来研修医とかになって相性の悪いスタッフと働かなきゃならなくなった日には,正直うまくやっていけんだろうか…と不安になった.
そういえば…と,ここでいきなりバイト先の話.書いていなかったんだけど,バイト先の店長が5月に異動になったんだよね.で,新しく来た店長は若いながらもなかなかのやり手で,前の店長とはまた全然違った運営スタイル.これが長く働いてきたパートさんには納得できないようで,かなり真剣に退職を考えているらしいという風の便りを聞いた.まぁ,そのパートさんは我が強いので,他のスタッフからも煙たがられている部分がないわけではないのだけど,一方で彼女は彼女なりの経験があって働いているわけなので…正直,両者がうまくやっていける打開策が見つけられなかったとしたら,それは残念なことだと思う.
反りが合わないから辞める,嫌なことがあるから辞める,というのは簡単だと思う…と同時に,それは簡単な生き方ではない.誰もが分かっていることだと思うし,私の場合も,叔父が頑固者でそういう生き方をしてきたからよく分かる.ボスが合わないから,同僚が気に入らないからって,じゃあ辞めて同じレベルの仕事に転職できるかっていうと,そううまくいくわけがないわけで.だから結局は,生活のことを考えたらどっかで折り合いをつけるしかないんだろうけど…どうしたら発展的に問題を解消することができるだろう?
よく見かける一番の解決法は,不満を仲間に打ち明けることだ.閉店後の控え室で,あるいは飲み会で,本人のいないところでそいつの批判をすることだ.でも(自分でもついついやってることを分かった上で言いますが)この方法は私が一番大ッ嫌いな方法だ.よく言えば愚痴なんだろうけど,結局のところ陰口じゃねーかと.これが教室や職場に蔓延することで,最終的には職場内の信頼関係を掘り崩しかねないし,なんら問題の解消につながらないという点でも,全く建設的ではない…そう私は思っている(他の人はそう思わないかもしれないけど).
となると(ポピュラーではないにせよ)ベストな方法は,不満を相手にぶつけることしかないと思う.言葉があるわけだから,きちんと話し合って,お互いの立脚点を納得して,妥協点を見出す.それしかないだろう…って,まぁ言うのは簡単だよね.実際にやるのはとても難しいことだって分かってるよ.特に目上を相手にするときには,相手のプライドを損なわないような言い方ってものが必要だろうし,かといってあまりに迂遠な話や媚びた態度ではは真意が伝わらない.
バイト先の例について言えば,パートさんと店長の間では,ここに難しさがあるのではないかと思う.パートさんは年下の店長に丁寧に意図を伝えられていないのではないかと思うし,店長はどこか非正社員に遠慮しているようなところがあるというか,正面から意見に答えずに流してしまっているのではないかという気がする…まぁ,すべて私の憶測だし,バイトの分際で偉そうなことは言えませんが.
そして最初の話に戻ると…一晩空けて,昨日バイト先でそんなことを考えているうちに,自分もいろいろ反省すべき余地があると気づいた.一番はもっと先生にコミュニケーションをかけていくべきだったということ.昨日は文字通り「閉口」していた私,おそらく先生の側にしてみれば“わざわざ時間を割いてるのに,何だこの無愛想な学生は…”という気分になったことだろう.もともと人のよさそうな先生だし,そもそも学生が中心になって構成していく授業なのだから,もっとがっつり勉強して望んで,疑問に思ったところを余さず能動的に口に出すべきだったかもしれない(多少の失礼は学生だけに許される若気の至りと思って…いいのか?)
残る授業のチャンスはあと2回…もっと建設的に!がんばろう自分!!
風邪薬の研究という面白い連載をされているお医者様がいました.処方箋の薬を市販薬と比較検討しようなんて,なかなか思わないよね…普通は医療用医薬品のほうがいいんです(キリッ)で終わりにしてしまうと思う.でも,こういうのって実際には地味に大事な作業だ.
周りの医者の子が,風邪っていうとPL顆粒?抗生剤?とにかく,医療用の薬を飲んでるみたいなんで,気になって調べてみたんだよね.でも,こちらを拝見すると,市販の風邪薬と大して変わらないなぁ…って感じだった.普通の風邪だったら抗生剤も必要ない(むしろ出すべきじゃない)と思うし,そもそも無理に症状を押さえずに休んだ方がいいんじゃね?って思う.もちろん,現実には休めない人がいっぱいいるわけで,やむなく風邪薬ってことになってるのは分かってるけど…
学校でPubMed(医学論文の検索サイト)の使い方を勉強したのだけど,そんときに与えられた課題が「グルコサミンは関節炎に有効か」とか「風邪にはビタミンCか」とか,そんなんばっかだった.たぶん「エビデンス(医学的根拠)あるんか?wwwないやろwwwどやwww」って盛り上げたかったんじゃないかと思うんだけど…しかし,ドラッグストアでバイトしている身としては「ちょwww待てwwwww」と言いたくなる.
健康食品がインチキくせーってのは分かる.例えばグルコサミンとかコンドロイチン,「健やかな毎日にゼヒ!」とか曖昧な広告をしてる時点で胡散臭い(←「関節痛に効く」って言うと薬事法違反になるので).実際,コンドロイチンに関する国民生活センターの報告によれば,含有量は少ないわ原材料テキトーだわで,エラいことになってる製品も少なくないという.
ここで私が訊きたいのは,「じゃあ医薬品はどうなの?」っていうことなのさ.例えばコンドロイチンは,医療用の医薬品になってるのもあるわけデスヨ.医薬品は含有量とか吸収性とか,一定の基準を通ってるわけだけど,それでも効かないとすると…第三類医薬品をドヤ顔で売ってる私たちがアフォだってことになるどころか,医療用医薬品の注射剤とか使ってる医者も,それを認可した行政もクソの山だってことになるが大丈夫か?
(注:以下,あくまで個人の感想であることをご了承の上,お読みください.
ご自身の健康問題に関しては,ためしてガッテンやDHCで何とかしてください.)
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留学先の学校に書類を出した.
氏名や住所,希望の研究室なんかをアプリケーション・フォームに書いて,先方とこちらの両方の紹介状,履歴書なんかを添付してポチっとな(全部ウェブで手続きできる).履歴書,TOEFLどころかTOEICすら受けたことがなかったから,バイトの職歴なんかを大げさに書いたりして誤魔化したけど大丈夫かな…あと,無理してフランス語とか中国語も初級ですなんて書いてみたし Σ(゜ー゜;)
それにしても,パスワードリマインダ用として「秘密の質問と答え」の設定があったんだけど,そのデフォルトの質問が:
何この質問ふざけすぎでしょう?キス関係の質問とか多すぎだろ