Singin’ in the Rain
パレス劇場(Palace Theatre)で公演中の『雨に唄えば』.
ご存知,1952年の名作映画の焼き直しだろ?…ってことであまり見るつもりはなかったんだけど,先日お会いした日本人の方から「なかなか面白かった」と伺ったので,観に行ってきた.7時30分からの夜公演,ストール席(1階席).
パレス劇場(Palace Theatre)で公演中の『雨に唄えば』.
ご存知,1952年の名作映画の焼き直しだろ?…ってことであまり見るつもりはなかったんだけど,先日お会いした日本人の方から「なかなか面白かった」と伺ったので,観に行ってきた.7時30分からの夜公演,ストール席(1階席).
先輩から聞いて知った“イギリス最大のジャパンカルチャーイベント”こと,『ハイパージャパン』.もちろん行ってまいりました.
結論ですが…はっきりいって入場料£12の価値はなかった!つか,そもそも規模が小さい!!
予想通り,サブカルとフードコートが二本柱だったのだけど,サブカルに関してはMCM Expo以下,フードコートも特に目新しいものはなし(少なくとも日本人には).日本酒の試飲なんかは面白いなと思ったけど,さらに追加料金とるっていうんだからもうね…
こちらで知り合った子は,日本のハイテクを見たがっていたのだけれど,関係ありそうなブースはたった一社しかなく,とてもガッカリしていた.日本の伝統文化に関しても,魅力の感じられる出店はなし.特に,母が生け花をやっている身としては,和服や茶道・華道などの展示が皆無ってところに失望した.からくり箱の展示だけは「お,珍しいもの紹介してるな」と思ったけど…
NHKや大手企業が後押しして,「ホンモノの日本文化」を紹介すると豪語してたから,とっても期待してたんだけど…「あ,企業がやるとこうなっちゃうのね」っていうのが正直な感想.なんというか,「技術立国」を諦めたのはいいけれど,代わりに輸出しようと思ってるのがこれかい?って言いたくなるわ.入場者も半分以上が日本人って感じだし,もうほとんど内輪のお祭りだったな.
ちなみに帰り道,最近日本人に人気だという博多ラーメン屋を食べに行ったのだけど,ここも「アルェー?」って感じだった(まぁ,生麺とか手に入んないんで仕方ないとは思うんだけど).なんだろう…日本人はそこそこ住んでいるのに,この辺がイマイチ甘いあたり,日本人は意外と文化に無頓着なんじゃないかなって気がした.まず,もっと自分たちのことをよく知ることだな…って,個人的には反省したり.
今日はストレート・プレイ,いわゆる普通の舞台を見に行ってきた.フォーチュン劇場(Fortune Theatre)という小規模の劇場でやっている『ウーマン・イン・ブラック』.つい最近,ダニエル・ラドクリフ君が『ハリーポッター』以降初めて出演した映画として,映画版が話題になった作品ですね.
黒部ダムに行くと,二言目に出てくる「『黒部の太陽』でお馴染み…」というフレーズ.しかし40年以上前の作品,今はもうなかなか観る機会ってのもないと思うんだけど…と思っていたら,ちょうど『裕次郎の夢』という全国チャリティ上映会をやっていた!
オリジナルの予告編はこちら:
渋谷をブラブラしていたら,メイプルソープの名が目に付いたので入ってみた.渋谷西武A館7階,ロバート・メイプルソープ写真展「flowers」.
まぁ,百貨店の展覧会なんて,大して期待してなかったんだけど,意外とよかった.晩年に撮った花々の写真は,素人目にも構図やライティングがすばらしく,萎れゆく豊穣のようなものを感じさせる…っていうような,写真自体の良さももちろんだけど,実はそれ以上に「空間」が気に入った.暗い空間の中に浮かぶモノクロの写真,ゆったりとした音楽.なんというか,写真を見るものを妨げずに包み込む,とても心地いい世界だった.金曜日の午前中だったので,来場者が少なかったってのもよかった.どこかに掲載するのか,取材の撮影班がいらっしゃっていて,写真を写真で撮るってのもまた面白いなぁ…などと,ふわふわ楽しく見ることができました.
あとで,なんでメイプルソープの名前を覚えてたんだろう…って考えたら,写真集がポルノかどうかで法的議論になったメイプルソープ事件というので覚えていたんだった.なんていうか…ほんとスマンカッタ.でも結果的にいいものが見られたんだからいいよね,うん…
来年2月には池袋にも巡回するようなので,機会があったらぜひご覧ください(たぶん平日午前がgood!)