水曜日の朝,父方の祖母が亡くなった.小さい頃は何度も遊びに行ったけど,物心付いてからはほとんど会ったことがない…だから,いまいち実感も湧かない.
おそらくそれは父も分かっている.いろいろあって,母が父の実家と疎遠になっていることもあり,家で祖母の話が出ることもなかった.今回だって,私が亡くなったのを知ったのはその日の夜になってからだった(しかも人づて).まぁ,喪主で忙しいから,仕方ないのかもしれないけど…
問題は,そんな変に乖離した状態のままで法事に巻き込まれていくこと.アルバイト先の問題やらなにやらで,ただでさえ精神的に重くなっているところなので,親戚相手にあれこれしなきゃならんと思うと正直ため息が出る.試験前の2日間が潰れるというのは物理的にも厳しいし.きちんと父を支えつつ,親戚の顔も立てつつも,うまく自分のことも考えてやらなくては.
P.S.
勉強が忙しいアピールで早く帰ろう…って発想は幼稚だし,自分で自分の首を絞めることくらい分かってる.だけど,自分でそれをやる前に既に父もやっていた…やりづらいよぉ…(2012.09.17 追記)
旅先で撮った写真の中に,何も写っていないものが何枚かあった.真っ白になっているのだけど…データ詳細をみると,なぜかそこだけマニュアル撮影にしてしまっていたようだ.日中の屋外だというのにISO6400の高感度で露出時間0.1秒って,そりゃ何も写るわけがないわな.
それでやめときゃいいのに「どの辺りが撮れてないんだろう?」と思ったのが運の尽き.番号を辿ってみると…よりによって古いお墓の写真だった.東南アジアのお墓って,祠のようになっていて,日本や中国とはまた違った構造をしているんだよね.普段だったら歴史的人物のお墓ですらまず撮らない私だけれど,それをどうしても記録しておきたくて撮ったんだよ.そこは観光地のど真ん中だったし,「風景として撮っておくのは許されるだろう」と思ったんだね.
で,よりによってお墓のところが…って思ったら,あらためて削除した画像を掘り起こして,マジマジと見ちゃうわけじゃナイデスカ.そうするとしっかり写っているわけデスヨ.
“こっちを見ているたくさんの眼のようなもの”が.
こんな露出オーバーの写真,意味のある像なんて写ってないことは分かってる.頭では分かっているけど,でもそれって心から納得できるのとは別問題.他にも真っ白になっちゃった写真があるのに,どこかで「お墓を写したからだ!!」と関連付けてしまう自分がいる.そのあと立て続けに起きたトラブルも「何かの呪いじゃないか…?」と怯えてしまう自分がいる.理系でありながら「現代科学には含まれない何かがあるかもしれない」と思っている自分がいる(まぁ,最後まで信じきれるかという意味では,科学ってのもある種の宗教だとは思うわけだが).
夜に気づいたせいもあって,一時はほとんどパニックになりかけた.だけどFacebookで友人に相談できたおかげで,なんとか落ち着ちついた.自分の迷信深さには驚かないけれど,しかしパニックになったときのヒトの思考の狭まり方には改めて驚かされる…人間,ここまで冷静さを失うものなのかっていう(地震のとき以来かな?).
改めて落ち着いて露出補正をかけると,何のことはない,どうも崖のような場所を撮っていて,その影の部分が眼に見えたようだ.でも気になるのだったら,とりあえず写真は取っておけばいい,そして様子を見るのだ…不幸が続いたなら,それは現代科学を根底からひっくり返す発見の予兆かもしれないしね(オカルトからノーベル賞と思えば胸が熱く…ならないか)
でも,ひとまずは反省.お墓の写真は絶対に撮らないことにしよう.結局のところ,私は迷信深いのだから.
旅行から帰ってきて,預けていた車を受け取った.
「ガレージに入れて置く」というのが売りの駐車場だったくせに,車がかなり汚れていて,明らかに長く外に置かれていた印象.さらに,帰り道の途中で,バンパーやドアに盛大なこすり傷を発見.慌てて折り返して,親がどなりこんだ(車は親の持ち物だし,私は運転しないし…そもそもこういう口論が苦手なのです.ゴメンナサイ)
でも,「相互確認していない傷については補償しない」という規約があって,引渡し時にも受け取り時にも車の状態確認はしていないので,相手側は絶対に非を認めないだろう.そもそも相互確認なんて,出発前にも到着後にも,駐車場側から自主的な申し出はなかったんだ.契約内容を逆手にとって,客が言い出さない限りはやらないっていうところが,なんとも不誠実というか,あこぎなやり口だ.
そして,もう1台,旅行中に定期点検に出していた車も,ディーラーがぶつけてるっていう…もうね.まぁ,こちらはさすがに相手側から申告があったけどね.だけど,何年か前に車を大破させられたばかりだからね…2度目ってどうよ?っていう.
旅行中も何度か思ったことなんだけど,契約文書は隅々まで読むのはもちろん,できれば詳しい第三者にレビューしてもらうべきなんだ.自分の目には何のことはない,自然な文章に見える一文にも,その道に詳しい人にしか分からないような抜け穴や罠が仕組まれているかもしれないのだから.
きっと,こういう考え方は商売人には当たり前のことなんだとは思う.でも,私はついつい性善説の立場に立って,相手に任せてしまったりするんだよね.だけど,さすがにベトナムで不誠実なガイドに悩まされ,帰ってきてこれだけの目にあえば,お人よしじゃいけないんだと思い知らされる.世の中に小さな悪人のどれだけ多いことか?契約内容の些細な文言を逆手にとって,少しでも自分に有利なようにしようと企む人間のほうが,おそらく私のようなお人よしよりはるかに多いに違いないのだ.
反省.物事は必ず自分で確認する.特に契約に関することは,相互確認を怠らない.
とか言いつつ観てるけどね…やっぱり盛り上がりがイマイチだよね.開会式もこぢんまり,というよりは雑然と小ネタが展開された感じだったし,その後の競技でも別に感動のストーリーってのもないし.何よりも,日本人選手が振るわないっていうのが一番大きいのだろうか?テレビも視聴率が稼げないって分かってるのか,全然気合入れてないね.
とかいいつつも,自転車とかテニスとかは素人にも楽しめるので,チラチラと見ていたりします.特にロードレースはいいね!イギリスの狭い街路をすり抜けていく様子はスピード感があって,観ていてとても気持ちがいい.私も乗ってみたい!っていう気分にさせてくれる(と言いはじめて数年…まだ自転車買ってませんが).
それにしても,自転車のタイムトライアル観てたら沿道の警備が脆弱に思えたんだけど…あんなもんなのだろうか?ただでさえ道幅の狭いカーブで,観客の振る旗がすごい路上にはみ出していて,観ててハラハラしたんだけど.開催1ヶ月くらい前になって,警備を請け負っているG4Sが人が集まらないって言い出して大騒ぎになったけど,その影響もあるのかなぁ.
P.S.
終わったけど…結局イマイチだったな.なぜだろう…規模が小さすぎ?デザインのセンスが悪い?式典が音楽に頼りすぎ?しかもみんな一世代前のアーティストばっかり?それとも,単純に日本人が奮わなかったから,日本が盛り上がっていないだけなの?なにがよくないのか,ちょっと自分には分かりません…けど,これだけは言える.間違いなく本大会はイマイチ.
(2012.08.13 追記)
久々に親友と会ったら,学士編入試験で医学部に受かったって.あまのじゃくな私でも,手放しに喜ぶことのできるニュース ヽ(´ー`)ノ
入学は来春になるので,9ヶ月も自由に過ごせるとのこと…正直,羨ましいなぁ(まぁ,実際そうなったらなったで時間をどう使ったものか,悩ましいところではあるけれど)
自分も必死で本を読まなくては…