空港で働いてみたい、という夢が叶った話の後日談。

去年の1月に『空港で働いてみたい、という夢が叶った話。』なる記事を書いた。当時はそこで仕事が終わるはずだったんだけど、実は紆余曲折あって再雇用いただき、その後も空港で働く機会が続いていた。しかし遂に、今月で本当におしまいとなるので、改めて感想など書いてみる。

2021年8月から空港でアルバイトはじめて、なんだかんだ1年8ヶ月も通ってたことになる。当初はやる気バリバリで週2で仕事を入れていたんだけど、再雇用になってからは頭冷やして、だいたい週1ペースで通っていた。頭冷やしてというか、常勤5日で、たまに休日勤務があると最悪週休ゼロになるので、いくら閑職といっても気持ち的に厳しかったのが本音だが。

前回の記事を書いた頃はまだ毎日が新鮮で、幸福の余韻のうちに終わる感じだったのだけど、やはり何事も長く続けると、だんだん当初の感動や意欲は失われていくものだ。加えて、当初は目につかなかった粗が気になってきて、些細なことに苛立ったり、ストレスを溜め込んだりするようになっていた。直近は本当に最低限の仕事をして、最低限の勤務時間で済ませるようになっていた。昼休みに飛行機を観て愉しむ心の余裕もなくなっていた。

とどのつまり、好きを仕事にするということは、好きをありふれた陳腐な日常にすることなんだなぁと思った。もちろんそれで、ずっと好きな気持ちとモチベーションを保てる人はいいのだけれど、私はそうではないんだなぁと。常勤先でも、ずっと一箇所で働き続ける人と、数年おきに気に入らないことがあるとプイッと転職する転々虫とかいるのだけど、たぶん私は後者タイプだ。認めたくはないけれど…

今回、空港や飛行機が嫌いにならないうちに仕事が終わったのが、せめてよかったのかもしれない。

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