医師は狭い世界だ
チューターの先生と学生たちとで会食する機会があったのだけれど、そこで私のいたロンドンの研究室に在籍していた先輩というのが、そのチューターの先生の部下であるということを知ってびっくり。広いようで狭い世界。
狭い世界であるせいか、なんか卒業高校とか、部活は何やってるのとか、もっと細かい共通点を求める傾向が強い気がする(まぁ、どんな世界でも多かれ少なかれそうなんだけど)。私の場合、卒業高校を聞かれた途端、今まで先輩だった子が急に敬語を使い出す(=大学の先輩が実は高校では後輩だった)みたいなパターンが多すぎて、あまり好きじゃないんだけど。何が嫌だって、それが卒後も言われることかもね。先日、病院見学に行ったんだけど、そこでも卒業高校はもちろん、あの人はどこの学卒で、どこの大学に学士編入したみたいなことが話にのぼる。話にのぼるくらいならまだいいんだけど、それがキャリアに響くからたまらないよね…一見オープンに見える病院でも、病院長はT大卒じゃないとダメとかざらにあるし。
そんなわけで、その見学先の病院で会った研修医の先生が「部活の先輩に気を遣ったりとか、同期でしょっちゅう飲み会とか面倒じゃないですかぁ。そういうのがここはないんですよ」っておっしゃったときは、同じようなことに苛立っている人は必ずしも少なくないんだろうなと思った。
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