研究者のためのSNS
…引用されるようなインパクトのある論文が、いっぱいツイートされてるってだけじゃね?ということで、個人的には眉唾モノだと思ってるこのデータ。でもSNSフリーではやっていけない時代になっちゃってるのは事実だよねぇ…ツイートを参考文献に上げるなんてことだって真面目に議論されているみたいだし。一方で(好きな人は好きな)インパクトファクターは実際の引用回数との相関性が低下しているという記事を読んでも、あぁ、やっぱり電子化時代なんだなぁ…などと思ったり。
ということで「SNSはたいせつだね☆」という結論に至り、ひとまずChristie WilcoxがScience Podcastで話していたことに従って、基本中の基本とされるSNSだけセットアップしてみた。プロフィール公開用のGoogle+,人脈を辿るためのFacebook,そしてコミュニケーションのTwitter。どれも以前からアカウントを作るだけは作っていたけれど、実名ではなかったので、ひとまず実名にしてプロフィールを書き込み、相互にリンクもさせた。
ひとまず使ってみると、それぞれの違いといったものはやっぱり感じる。例えば、Twitterはいろんな人に話しかけ話しかけられ、ブレインストーミングするのに向いているとか、Facebookは「友だち」づくりに向いているとか。けれど、いずれのSNSも何かに特化しているというわけではなく、重複する部分も多いので、あまりその辺を気にしすぎる必要はないのかなって思う。そもそも、いまは上述のようにアカウントをリンクできるから、例えばツイートを自動的にFacebookに反映できたりするわけで、どっちかっていうと単純に多くのSNSをアクティベートして、つながる機会を増やすってことの方が重要なのでないかと(特に私の場合、あくまでウェブで探されたときに見つけやすくしておこうというだけなので)
注意するべきは、SNSに深入りしすぎないということ。クリスティーは「移動時間やなんかの“無駄な”時間を使えばいい」って言ってるけど、個人的にはそもそも“無駄な”時間なんてものはないと思う。以前のエントリでも書いたように、SNSは価値の少ない大量の情報で時間を浪費しがちなメディアだと思うので、時間を決めて使うのがいいんじゃないかなぁと感じている。私の場合、どのSNSも作業用のMacとケータイからしかアクセスできないようにして、自宅では全く触れられないようにした。まぁ、問題はいつまでこの状態で押し通せるかなんだけど…
P.S. PLOS Bioに内容がぴったりの論文発見。
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