ブログはお独り様専用

一緒に留学していた4人でブログをつけていたんだけど、もう帰国して1週間経つし、いろいろ落ち着いたし、そろそろ締めのエントリを書かなきゃなーと思っていたら、別の子が書いてくれた。それはいいんだけど、この一言…

なかなかブログを書けなかった理由は、寝る間も惜しんで研究に専念していたからです。

「他の暇人と違って、アタシだけは更新できないほど忙しかったんです><」アッピル…誰も何も書かない中で、ひとり更新していた私に対してこの言葉か。とはいえ、もともと医学部生なんて負けん気の強い方々のお集まりでいらっしゃるので「まーた始まった」という感じだったりもするけど。

ブログを(特に仲良くもない)他人と更新する作業はなかなか大変だと痛感した。みんな見ている方向が違うので、なるべく4人での共有体験を書いたり、他の子の研究テーマに関係しそうな内容を書い(て投稿を促し)たり、あるいは逆に一般的な(当たり障りのない)現地情勢を書くように努力した。それに、投稿時には「これこれこういうことを投稿するね」って必要に応じて声かけもした。でも蓋を明けてみればこのザマ…ってことで、全く相手には伝わっていなかったし、無駄だったってことでした。

ちょっとずれるのですが、みんなよくFacebookやTwitterにいろいろ投稿できるなぁと感動しきりの日々です。近頃は「ソーシャル疲れ」がビジネスになっているらしくって、「いいね!」をとりあえず全部押しちゃう「どうでもいいね!」というスクリプトやら(ネーミングのネガティヴさが感涙もの)、SNSを一休みする「ソーシャルデトックス」なる言葉まであるとか。そんなくだらねぇこといってる暇あったらSNS辞めれ、って思うんだけど、まぁそうそう簡単に辞められないところがリアルつながりのややこしいところですな。

その一方で、ブログは独立国家状態なので楽ちん素晴らしい、って意見になるほど納得。確かに、リアルの人間関係を気にしないで意見を言えるっていうことこそ、私が続けている理由なんだろうなぁ…きっと。リアルで特定できる情報をうまく伏せれば、かなり際どいところまで書くことが許される(と個人的には思っている)し、Facebookより素直な気持ちを、Twitterより論理立てて書くことができる。ブログなんてとっくに廃れたメディアではあるけれど、考えのはけ口としてはまだまだ最高の手段なのかもしれないなぁ。というわけで

私はブログを続けるよ!!

とはいえ、それはあくまでスタンドアローンなブログの話。リアフレにアドレスを教えてしまったりしたら元の木阿弥だし(というか、そういうコンテンツこそSNSに引っ越したほうが生きるだろう)、さらに運営自体も複数人でやるってなると余計、人間関係がこじれるだけのような気がする。とりあえず、今回のように大学や勤務先から要求される場合はともかく、他人と一緒にブログなんて以後絶対やらんだろうな…

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