職場でうまくいかない?

実際の症例を学ぶっていうことで,班ごとに担当教官の指導のもと,実際の患者さんに会うっていう授業がある.

それの,自分の班の指導教官との相性が合わない.患者さんがICUに入ってるって聞いた時点で“え?”って感じで,意識はあるけど全身麻痺って何それ大丈夫?同意とかちゃんととれてる??って不安があったわけだけど,実際に昨日行ってみて問診はおろか,ベッドから動かせない状態では所見すらとれず,これ私たちのためにも,患者さんのためにも何も得るものないんじゃね?って疑問を抱いた.

まぁ,初対面のときに見た目がボサボサで,話してる内容もちょっと一昔前の“お医者様”って感じだったので,イメージがよくなかったって部分も大きいとは思うんだけどね.それにしても,この授業はたった1講義だからいいけれど,将来研修医とかになって相性の悪いスタッフと働かなきゃならなくなった日には,正直うまくやっていけんだろうか…と不安になった.

そういえば…と,ここでいきなりバイト先の話.書いていなかったんだけど,バイト先の店長が5月に異動になったんだよね.で,新しく来た店長は若いながらもなかなかのやり手で,前の店長とはまた全然違った運営スタイル.これが長く働いてきたパートさんには納得できないようで,かなり真剣に退職を考えているらしいという風の便りを聞いた.まぁ,そのパートさんは我が強いので,他のスタッフからも煙たがられている部分がないわけではないのだけど,一方で彼女は彼女なりの経験があって働いているわけなので…正直,両者がうまくやっていける打開策が見つけられなかったとしたら,それは残念なことだと思う.

反りが合わないから辞める,嫌なことがあるから辞める,というのは簡単だと思う…と同時に,それは簡単な生き方ではない.誰もが分かっていることだと思うし,私の場合も,叔父が頑固者でそういう生き方をしてきたからよく分かる.ボスが合わないから,同僚が気に入らないからって,じゃあ辞めて同じレベルの仕事に転職できるかっていうと,そううまくいくわけがないわけで.だから結局は,生活のことを考えたらどっかで折り合いをつけるしかないんだろうけど…どうしたら発展的に問題を解消することができるだろう?

よく見かける一番の解決法は,不満を仲間に打ち明けることだ.閉店後の控え室で,あるいは飲み会で,本人のいないところでそいつの批判をすることだ.でも(自分でもついついやってることを分かった上で言いますが)この方法は私が一番大ッ嫌いな方法だ.よく言えば愚痴なんだろうけど,結局のところ陰口じゃねーかと.これが教室や職場に蔓延することで,最終的には職場内の信頼関係を掘り崩しかねないし,なんら問題の解消につながらないという点でも,全く建設的ではない…そう私は思っている(他の人はそう思わないかもしれないけど).

となると(ポピュラーではないにせよ)ベストな方法は,不満を相手にぶつけることしかないと思う.言葉があるわけだから,きちんと話し合って,お互いの立脚点を納得して,妥協点を見出す.それしかないだろう…って,まぁ言うのは簡単だよね.実際にやるのはとても難しいことだって分かってるよ.特に目上を相手にするときには,相手のプライドを損なわないような言い方ってものが必要だろうし,かといってあまりに迂遠な話や媚びた態度ではは真意が伝わらない.

バイト先の例について言えば,パートさんと店長の間では,ここに難しさがあるのではないかと思う.パートさんは年下の店長に丁寧に意図を伝えられていないのではないかと思うし,店長はどこか非正社員に遠慮しているようなところがあるというか,正面から意見に答えずに流してしまっているのではないかという気がする…まぁ,すべて私の憶測だし,バイトの分際で偉そうなことは言えませんが.

そして最初の話に戻ると…一晩空けて,昨日バイト先でそんなことを考えているうちに,自分もいろいろ反省すべき余地があると気づいた.一番はもっと先生にコミュニケーションをかけていくべきだったということ.昨日は文字通り「閉口」していた私,おそらく先生の側にしてみれば“わざわざ時間を割いてるのに,何だこの無愛想な学生は…”という気分になったことだろう.もともと人のよさそうな先生だし,そもそも学生が中心になって構成していく授業なのだから,もっとがっつり勉強して望んで,疑問に思ったところを余さず能動的に口に出すべきだったかもしれない(多少の失礼は学生だけに許される若気の至りと思って…いいのか?)

残る授業のチャンスはあと2回…もっと建設的に!がんばろう自分!!

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