エミレーツ・エアライン
余談ですがロンドン・コミケ(まだ言うか),行くときにちょっと遠回りして,エミレーツ・エアラインっていうロープウェイに乗ってきたよ.オリンピックに合わせて,今年の6月にできた路線です(ちなみに同名の航空会社がスポンサーなのでこの名前…ややこしいなぁ).
すぐ近くにロンドンシティ空港があって,その滑走路の真正面を横切るかたちになるわけだけど,その割にかなり大胆な高さ.おかげで眺望はバツ牛ンです(写真ろくなのがなかったので,公式の映像を載せときます…でもこれ,正面の映像だから実感が湧かないかもしれない)
ただ,その一方で地上では風が強くなくても,上空では結構揺れることがあるという報告も.果たして今日は微風…どんなもんじゃい?と思ったけど,上空も穏やかで,ゴンドラの中は異様に静かだった.
眺めも確かに最高.ただ場所がドックランズって,市街地から離れた何も無いところなんで,デートだったらロンドン・アイとかの方がよっぽど盛り上がるとは思う.
ロンドン秋祭り (2) London MCM Expo
ふたつめの秋祭りはLONDON MCM Expo,いわゆるこっちのポップカルチャーイベント(前回のインド祭には悪いけど,こっちがメインだよ!!)ネコ缶さんの2010年のレポを見て,あれ?今年もあるのかな?って調べたらあらやだ今週末じゃない…で,行ってきた次第.
「年2回」「同人誌」と聞いて,「冬コミか!!」とパブロフ的に馳せ参じちゃったわけだけど,実際はどっちかっていうとゲームショウに近い感じだった(というかネコ缶さん,ちゃんとそう書いてたね…).入場料10ポンドとられるし.
割合としては,日本関係が1/3〜1/2くらい,あとは映画とかアメコミとかがごっちゃな感じ.コスプレになると,もうちょっと海外モノの割合が高かったかな?自分が行ったのが最終日の午後だったせいか,同人本なんて全くなくて,わずかに作者さんのサインコーナーが残ってたくらい(売ってた同人本は,ほとんど日本の転売でした).あとは物販とか,試遊コーナーとかだけど,物販は既製品的なものが多いし,アーケードや遊戯王なんかのカードゲームコーナーも日本のコミケほど盛り上がりを感じない(いっぱいやってる人はいるけど,行列ができるほどじゃない).
一言でいえば,ゲーム会社が参加してないゲームショウみたいな感じ.2年経ったけど,基本的にはネコ缶さんのレポと全く一緒,2年間全く変わらない風景なんじゃないかと…ダーレクも同じのが歩いてたし(笑).ただ,マンガ講座みたいなところをチラ見した限り,イラストは皆さん普通に上手でした.そこは2年間で変わったところかもしれませぬ.
個人的にはコスプレイヤーがメインのイベントかな?って思った.コスプレ率は相対的に高い,たぶん2人に1人とはいかなくても,3人に1人以上はコスプレしてる.出来はピンキリ(ピカチュウの既成の着ぐるみとか…それコスプレって許されるの?っていう),6歳くらいの子どもから40代くらいの人まで,本当にいろんなコスプレイヤーがいた.なんというか,こっちの人はホイホイ友達になれるっていうのと,あとイベント自体がコミケよりゆる〜く組織されているということがあって,集団で寝転んで写真撮ったり,寸劇したり,踊ったりと,勝手にやりたい放題してました(とはいっても常識的な範囲,もちろん会場外でなんてやりません…コスプレしたまま電車に乗ってはくるけど).
なんかこう書くと,全然面白くなかったように聞こえるかもしれないけど,実はとても刺激的でした.同じことが好きでも,バックグラウンドの文化が違うとここまで違うか!っていう.通常のコーナーの中に突然“HENTAI”とか“YAOI”とか出現するので,おいこれ6歳児とかつれて来て大丈夫なのかお母さん!?とか考えてニヤニヤしてたり.たぶん会場を三周した私は,ずっとキョドりながらニヤニヤしているアヤシイ東洋人だったことでしょう.
ということで,ロンドン来たら暇つぶしに行ってみるのもいいかもしれません.ちなみに,会場で4人くらい日本人を見かけました(どちらも女性の2人組でした).
ロンドン秋祭り (1) Diwali Festival
夜中に両親と通話していて,さすがに2時になったので切った…のだけど,しばらくして時計を見たら「あれ?1時すぎ!?」
そう,サマータイムは今日で終わるのだった.2時になったら時計を1時に戻す,その瞬間を見逃してしまったのは残念だけど,でもMacもWinもちゃんと自動で修正してくれるところはさすが.
そんな今日,10月最後の日曜日は,ふたつのお祭りに行ってきました.まずはひとつめ,ディワリ・フェスティバルのご報告.
ディワリ(ディーワーリー)っていうのはインドの新年のお祝いで,ラクシュミ様を祝うものらしい(宗派によって違うらしいけど).ロンドンでは,自治体やスポンサーが後押しして「トラファルガー広場で盛大にやるよ!」ってチラシを配ってたし,なんとなく面白そうだったので見に行ってきた.
エー,結論から言ってしまうとずっとインドの歌と踊りのオンステージだった(あとは,カレーの屋台).インド人ばっかり.インドパワーは感じるものの,あんま知らない人が行っても盛り上がりきれない感が否めなかった.雨ふってたし…
とはいえ,ロンドンってインドの人が多いんだなぁと実感(中東系の人が多いってのは常々意識してたんだけど).よく考えたらインドカレーの店は凄く多いし,ティッカ・マサラっていうカレーは学食やバーでも食べることができるくらい「イギリス化」してる.市がこのイベントを押してるっていうのも,民族の相互理解っていうか,融和を進めようっていうのがあるのかなぁ…ってなんとなく思った.
ゴミの分別、はじめました。
ゴミの分別に関していえば,実はイギリスはすっごい遅れていると思う.ドイツどころか,日本のほうがまだマシなんじゃない?だってなんでもかんでも一緒くたにして”landfill waste”(埋め立てゴミ)にしてるんだから…ていうか燃やすことすらしないって,どんだけ土地あるんだろう?
…という状態だったのだけど,近年はさすがに分別が始まったようです.私の住んでるウェストミンスター市ではこんな感じ:
つまりは再生紙に使えそうな紙ごみと,ペットボトル,ビン,カンといったリサイクルしやすいものだけ.まぁ,ないよりはマシってところだろう.