Solatorobo ～それからCODAへ～
今更ながら『ソラトロボ』，プレイしてみた．
イヌヒトとネコヒトの暮らす世界…という，ケモ好きにはたまらないRPG．
長々と書くのは追記に回すことにして，端的に感想を述べると…純粋に心から楽しめたゲーム！どちらかというとストーリー重視の作品で，アクションはシンプル，セーブポイントも多いからやり直しが簡単と，不慣れなプレイヤーにも優しい仕様だったのが一番嬉しいところだった（←ここ重要）
惜しいのはDS用ゲームということで，小中学生向けの仕上がりだったこと．壮大な世界設定は用意してあるだけに，まだまだ化ける可能性のある作品だとは思うんだけど…今後の続編はもちろんのこと，アニメ化やコミック化も“夢ではない”とのコメントに期待かな？
というわけで，発売から1年近く経ったゲームの感想を今更！？という感じだけど…
ゲーム自体は発売前から知ってたのだが，いかんせんDSが無かったもので…でも，ふと公式設定資料集が欲しくなり，ソフト同封（！？）のコレクターズ・パックを購入してしまい，「ソフトがあるんじゃー仕方ないからついでにDS買ってプレイしようか（！？）」となって，結局やりはじめたのが今週火曜日．毎日ちょっとずつ進めるつもりが，思いの外のめり込んでしまって，気が付いたら5日で一周通してしまった…
いまさら限定生産のセットを買ったので，定価より高く買わざるを得ず，最初は「無駄遣いしちゃったなぁ…」とも思ったのだけど，ゲーム自体にハマったのはもちろん，同梱の設定資料集もサントラも満足できるものだったので，悪くなかったかもって気がした．
ゲーム自体については，シンプルながらも飽きさせないデザインになってたと思う．基本的には「掴んで」→「投げる」だけなんだけど，場面によって乗り物や武器が変わるから面白い．また，ガイドが丁寧なので，次にどこにいったらいいか迷わないし，時間を空けてもどこまでやったか思いだせる．何より，セーブポイントが充実している上に，ボス戦はリトライ可能になっているから，失敗を気にしなくていいのが嬉しい！（←ここ重要）
ストーリーについては「王道」という評価の通りなのかな？どちらかというと，主人公と個性あふれる仲間たちのビジュアルノベルを辿っていく印象で，あまりプレイヤーが関わっているという実感はなかったのがちょっと寂しかったかも．
で，今後よくなってほしい点として…せっかく魅力的なキャラクターたちなのに，内面描写がちょっと物足りない．もっと親子の葛藤とか，互いへの想いが深く描かれてれば，大人の方にも自信を持って薦められる作品なんだが…
あと，世界設定自体は素敵なのに，そういう設定が「藪から棒」的に登場する場面が（特に後半）多々あって，設定を十分に生かし切れていない印象もあった．「構想10年」と謳われてはいるけれど，おそらくそれは世界設定のことであって，ゲームシナリオとしては短期間で仕上げちゃったのかなぁという印象．これはモッタイナイ！
ともあれ，とても面白いゲームだった（…とか言いつつ，まだ2周目やりこんでるけど）．前作の『テイルコンチェルト』はプレイしてないんだけど，この調子でシリーズ3本目につながってくれれば，という思いを持ってる．
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