1週間が経った。
永く、仄暗い混乱に囚われた気分。
犠牲や喪失を経験した人たちにとっては、悼み、祈るための、
そうでない人たちにとっては、反省し、考えるための…大切な時間なんだと思う。
…でも、まだやるべきことはたくさんあるし、この世界も捨てたもんじゃない。
カッコつけるつもりはないけど、無理のない範囲で、今日の幸せのためにできることを！
それが何より、自分自身のためになると思うんだ。
忘れるためにではなく、覚え続けているために。
「節電くらい協力してあげないと」的な発言を、何度か耳にした。
ちょっと待って、Wikipediaの「電力会社」の区域図を見てください。
首都圏に住んでいる人間は、誰のための節電なのか、もう一度考えてみるべきだ。
東電管区で大規模停電が起こった時、困るのは「どこ」の「誰」なのかを。
さらに言えば、原発の置かれた場所も振り返ってみるべきだ。
どうして東京電力の原発が、その電気が供給されない福島・新潟にあるのかを。
なぜ、恩恵を受ける私たちは、山の向こう側に原発を置いていたのかを。
研究補助（？）アルバイトが、こんなご時勢ということで
しばらく自宅作業ということになりました。
で、ファイルを共有するためのサービスとしてDropboxを教えてもらいました。
これ、普通のフォルダを扱う感覚で他の人とファイル共有ができるので、凄く良さそうです。
さすがは計算機解析のチーム！こういうの詳しいなぁ。
シケプリを置くのに、ロダだのSkyDriveだのいろいろ試しましたが
こういう大人数での共有にもいいかもしれませんね。
ただ、まぁ、自動で同期されちゃうから、更新された分の差分が分かりにくいのと
インストールすると自動同期で動作が重くなってしまいかねないのが難点ですが、
でもまぁ、SkyDriveよりはよっぽど使いやすいインターフェイスですにぁ。
PamFax、便利ですね。
実習用品を生協に発注しようと思ったんだけど、自宅のファックスが不調で…
かといってこのご時世に上京したくないし、どうしようかと思いました。
そんなわけで、前々からやりたかった、コンピュータからのFax送信を試す。
Skype認定ソフトとかなんかで「PamFax for Skype」となってるけど、
別にSkypeアカウントなくても使えます。
で、やってみた感想…ヤバい楽。
いちいちプリントしてファックス…なんてやってたのがアホに思えてくる。
価格も、オンデマンドで1枚当たり12円と、全く気にならない。
私は契約してませんが、月額657円で受信もできるようです。
情報が小出しにされているので、スゲー不安になる。
ようやく落ち着いてきたので、原子力事故で「今、できること」を振り返ってみる。
避難範囲なら（+ 外がまだ安全なら）即座に、
動きやすい服装で、さっさと現場を離れる。
無駄な被曝を避けるため、帽子・長袖・長ズボンなど露出を減らす。
濡れタオルや高性能マスクなら、放射性粒子の吸入を防げるらしい。
ガンマ線はエネルギーは低いが、透過性が高い分だけ、体深部も障害される。
避難した後、あるいは、とてもじゃないけど避難できない状態のときは
できれば厚いコンクリの壁の中、換気を徹底的に避けて立てこもる。
…避難時の着衣は、屋内に入る前に塵を払うのを忘れずに！
脱いだ後は、できれば密閉して、離れた場所にそっと置いておくと尚よし。
汚染されていない食糧をできるだけ集める（屋外のものは諦める）。
同時に、水源が汚染されていないうちに、浴槽などに綺麗な水を確保。
（ダンボール箱に45Lポリ袋を広げて、そこに水を貯めるのもよいようです。頭イイナ）
…そして、ヨウ素剤についてなのですが。
ヨウ素131が甲状腺に蓄積する前に、ヨウ素剤を速やかに摂取する…というのは有効。
ただし、これは「安定ヨウ素剤」と呼ばれるものについての話。
しかも、ヨウ素以外の内部被曝と、一切の外部被曝には無効です。
要するに、言いたいのは海藻とかイソジンは無効だということ。
イソジンは1mL当たり有効ヨウ素7mg…13歳以上の摂取量76mgを取ろうなんて無茶だ。
それに、ヨウ素自体が中毒やアナフィラキシーを起こす物質だし、
ポリビニルピロリドンと結合したポビドンヨードだったら、なおさらどうなるか分からない。
また、コンブ100g食えば理論上は十分だけど、直ちに、全量吸収されるわけじゃない。
おそらく一定の効果はあるだろうけど、放射性ヨウ素の予防としては有効ではないだろう。
しばし東北地方太平洋沖地震@ウィキ 原発情報などフォローしつつ
頭冷やして、何が起こってるかを冷静に見極めたいと思います。