学校の怪談。
ふと、昔の疑問を思い出した。「階段の段数はなぜ奇数段であることが多いのか?」っていう疑問。高校生の一時期、奇数段の階段が多いことに気づいて、それを検証するのがマイブームになったことがあってね。友達に変人扱いされてました(笑)。今考えると、他愛もない、幸せな日々だな…。
耐久性を考えたとき、奇数段の階段というのは不利だと思う。普通の家にあるような階段を考えたとき、奇数段だと、踏む場所が偏りがちになるからさ。ていうのは、階段を昇り降りするときって、誰でも自分の利き足から踏み出すでしょ?そうすると、奇数段の階段だと、昇る時は左足の踏み板を、降りる時は右足で踏むから、踏み位置が偏るじゃん。
これはあくまで憶測なんだけどね。ただ、螺旋階段だと偶数段が不利になるっていう話がちゃだろぐさんにあったんで、あながちハズレてはいないと思うよ。
階段を、深く深く降りていこう。
そもそも、”最初の疑問”に疑問を持つ人がいるかもしれない。「奇数段の階段ってそんなに多かったっけ?」って。ぶっちゃけ、確かにそんな多くないです。自分で言うのもなんだかなーって感じだけど、事実だから仕方がない。ていうか、高校生の私も例外の多さに気づいて、考えるのをやめたんだから。
だけど、ある種の傾向はあって。たとえば、古い建物は奇数段が多いっぽいとか、ビルの階段だと踊り場の前後で”偶+奇”が多い気がするとか。だけど、これも確証はない。小学校から高校までは”偶+奇”ばっかりだったけど、大学の新ビルは全部偶数段になったし。
話がややこしくなってきたから、もう最初の疑問に戻ることにしよう。なぜ、奇数段の階段が多いのか?答えは「なんとなく」なんじゃないかなぁ。いや、別にケンカ売るとかじゃなkやめtftgyふじこlp
「なんとなく」っていうか、おそらく慣習的なものだと思う。「家づくり、行ったり来たり」さんからの再引用になりますが、住宅の平均的なフロアの高さを、登りやすい一段の高さで割り、各ステップの奥行きとの兼ね合いを考えた最適化条件は、13段。だから伝統的に、一般住宅には13段の階段が多いらしいです。だけど13というと、処刑台までの13階段だの、13日の金曜日だの、ろくなイメージがない近年…そうなると当然、13段は嫌われるわけで。
さらに、建材が石と木しかなかった昔と違って、最近の建物ってRC(鉄筋コンクリート)とかだったりするわけで、そんなに摩耗性や耐久性を心配する必要はない。そうなってくると、フロアデザインもどんどん自由になって、余計に階段の段数なんてなくなってくるわけで…。これが実情じゃないのかな。まぁ、いくら自由といっても、東京ビッグサイトみたいに何フロアもぶち抜くエスカレーターを作ると、想定外な問題が出てくるわけですが。
よって、「階段は、伝統的には13段が最適だったが、時代の流れとともに段数は自由になった」というのが私の仮説です。その評価は、その道の権威にお任せします。
ちなみに我が家は15段でした。
コメント・トラックバック
この記事へのコメント・トラックバックはありません.
現在,この記事へのコメント・トラックバックは受け付けておりません.