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今日は予備校が早く終わったので、国立西洋美術館に行ってきましたよー。まぁ、久々のいい天気だったからさ、そのまま帰るのも惜しいなぁと思っただけなんだけどね。
えー、実は大学には「パートナーシップ」なる制度がありましてー。ナント、常設展はタダなのです。どうだぁ~学生の特権だぜぃ☆

…チケット売り場で聞くまで、知らなかったというのはさておき。

…実は第2・第4土曜日だったら誰でも無料っていうのもさておき。

ちょっと今は改装中らしくって、展示品が少なくなってるみたいなんですけど、それでもイイお勉強になります。まぁ、『コロー展』を見に来るのもいいけど、せっかくだし常設展も丁寧に見てあげてね☆

大事なのは”テツガク”だと思いました。

実は私、先週も上野公園に出没してたんですよ…。その時は東京芸大の美術館を覗いたんですけどね。正直、近頃は芸術に何か「生きるヒント」でも転がってるんじゃないかと期待している側面が無きにしも非ず。もうある意味で必死です(´=ω=)
東京芸大では『バウハウス・デッサウ展2008』ってのをやっております。20世紀初頭の工業化の中で「芸術をいかにして工業製品や近代的生活に導入するか」を模索した運動の展覧会です(…って個人的には解釈した)。「現代につながる部分がある」っていう解説がありましたが、それは必然だろうね~。だって工業製品とデザインの問題って、目指すところが一緒なんだからさぁ。
で、今日は西洋美術館の常設展だったわけですが、さすがに収蔵作品の年代が幅広いので、一言にはまとめられない。だけど、絵画に共通して言えるのは「人が視覚で世界をどう捉えているのか」を表現しようとしているってことなのかなって気はした。小さい頃は、繊細な風景画とかが好きで、逆にピカソとかは「何が面白いんやぁ、このヘタクソッ!」って感じたけれど、最近はそうじゃないと思っています。絵画や彫刻の目的は、写真のように写実することではなく、思想や内実を形態として表現することにあるんだよね…たぶん。それ以上は知らんがな、ていうか無理(泣)。
芸術に限らず、どんな学問も最終的には”ある思想”なんだろうなぁって思う日々です。博士号って、理学博士も経済学博士もみんな”Ph.D.”でしょ?あれって多分、分子生物学だか国際法学だか知らないけど、とりあえず「ある哲学の方法論を体得して結果を出しました」って証なんだろうね。…正直に、凄いと思うよ。もちろん、一番凄いのは「新しい哲学と論理体系を作っちゃいました☆」って人だけど、そんなのはホントに天才じゃないと無理だろうね。でもせめて一つ、何かしら確かな学問は修めるくらいは…。
大切なのは知識とかじゃなく、思想なんだろうなぁ。その点、展覧会の解説って「誰と誰が、あーしてこーしてこういう活動をして…」とか「描かれている女性の表情には、意志の強さが滲み出ており…」とかそんなんばっかで、ちょっとどうなのかなぁって思ったりします。もっと「どういう時代背景の中で」「何を目指して起こった運動で」「結果としてどういう事態が起こったのか」ってことにフォーカスしてもいいんじゃないかって気がするんですが…。

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