老いとの戦い

今日は家族で近所のショッピングモールまでお出かけ…だったんですが、なんかビミョーだった。まぁ、今になって思い返すとそんな悪い一日じゃなかったなって気もするんですが、何がいけなかったって、『インディ・ジョーンズ』を見に行ったことだ罠。
はっきりいって、今回のインディ・ジョーンズはがっかりでした。まぁ、期待しすぎなんちゃうかって言われればそれまでなんだけどさ。スピルバーグらしい作品といえば、そうなのかなぁって気もするんですけど、でもやっぱり以前のような面白さがないんだよ。正直、観ている途中で帰ろうかとも思うくらい。
何となく思ってしまったのは、やっぱり人は老いには勝てないのかなぁ…ってこと。よく「心は子供のまま」なんて言いますけど、やっぱり思考も年齢とともに限界が見えてくる気がする。ラボの教授は55歳になってガクッと思考が落ちたらしい。スピルバーグもネタ切れっぽい。宮崎駿も遠くへ去りつつある気がする。さびしいけど、それも現実なのかねぇ?
まぁ、それでも私は自分の服を買ったからいいのでした。むしろ父の日なのに何も買ってもらえなかった父って…【/comfort】。

何がいけなかったんだろう?

考えてみたんだけど、一言で言えばやっぱり“浮世離れ”しすぎだったんじゃないかなって気がするよ、今回の作品は。だって『インディ・ジョーンズ』って、本当にあった話みたいだから面白いんじゃないのかな。それなのに今回の作品は、超能力だの宇宙人だのと、初めから空想の世界にフッ飛んじゃってて、だからご都合主義みたいに見えてきちゃって面白くなかったんだと思う。
話の筋書きが、うまくいくのが当たり前みたいになっちゃってる。だから”奇跡を喜ぶ”っていうのが感じられないっていうのかな。普通は「絶対助かんねーだろwww」ってところを奇跡的に潜り抜けるから、インディも観客もハラハラするのに、今回はそういう緊張と安堵みたいなのが全然感じられなかったんだよね…。
昔の映画って、技術が未熟だったから、その分だけプロットがしっかりしてないといけなかったんだと思う。だけど今の映画は、CGの刺激的な映像だけで、観客を動物的に興奮させることができちゃう。そればかりに頼った結果、過激シーンの寄せ集めのような、パッチワーク作品になっちゃったんじゃないかなぁ…?
今回の作品は、作り手と観客と間で成り立つべき”暗黙のルール”みたいのが無視されていたような気がする。つまり、これがもし『未知との遭遇』みたいな単発映画だったなら許されたかもしれないけど、『インディ』シリーズとしてはルール違反でしょうって感じでしょうか。
まぁ、個人的には、だけどね。ガッカリだよ…。

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