2枚のプリクラ
昨日、おとといと、飲み会に行ってまいりました~。
おとといは研究室の人と。追いコンやったばっかりなんですが、「追いコンのときはスタッフがいたせいで、腹を割って話せなかったから、改めて内密に開きましょう!」って感じで開かれたものです。先輩から聴ける話はためになることが多いんで、結構ノリノリで行ったわけですが…これがキツかった。先輩に結構厳しいことを言われてしまいまして、ガックリ。
だから翌日の飲み会もあんまり乗り気じゃなかったんだよね。1・2年次、教養課程で一緒だったクラスの人との卒業コンパ。教養課程の頃、私は全然周りと喋ったりしなかったし、そもそも入学当初のオリエンテーションすら参加してないから、名前も知らない人ばかりなんですよ。なんともはにゃ!
だけど、このコンパは結構面白かった。いざ飛び込んでみると、いろいろな人のいろいろな生き方を見られて、自分に少し余裕が持てた気がする。正直に言ってしまうと、余裕の中には”上から目線”もあったりして、決してほめられたものじゃないんだけどね。だけど、本当に世の中は広い、将来は無限だ、そう感じることができました。
手元に残った2枚のプリクラ。ここにいるみんなが、そして世界中の人が、それぞれに最高の道を歩めますように!がんばれ。
上を見ても、下を見ても、限りない話。
研究室コンパでのことなんですが。なんで私が医者になろうと思ったのか、その理由を聞かれたんですよ。サイエンティストとしての習慣なのかもしれないけど、ウチのラボの人って、どうして私がその結論に至ったのか、やたらと根拠を聞き出したがる傾向があります。だけど私の場合、それが曖昧なものばかりで、必死で人目から隠していたりして…。名誉とか、プライドとか、妄想とか?正直、自分でもよく分かんないんだよねぇ。人を救いたいという使命感なんてどこへやら。
だけどこれが最後のコンパになるかもしれないので、とりあえず「自分でもよく分からないんです」って言ってみたんだよね。「今まで仕事をするって考えたことがなかったから、どうしたらいいのか分からないんです」なんて。今考えたらバカだなぁ…。結局、指導先輩に「なにクソガキみたいなこと言ってるんだよ」って言われちゃった。しかも他の先輩は「いやぁ、1年間もよくこんなん指導してきましたね…俺だったら耐えられねぇ」って言うし。だけど「死にたい…」って言ったら「死ねばいいじゃん」は言い過ぎでしょう。ザ・鬱。
うーん、なにせ4歳も5歳も年上の人たちなわけですから、私の話が聴くに堪えないんだろうなってのは分かりますよ。自分のアタマが幼稚だってのも分かってるんだけど…正直どうにもならないんだよねぇ…。だって考えても分かんないもんは分かんないんだからしょうがないでしょ!だから正直に思いをぶつけてみようと思ったって部分もあったんだけど。【残念です。】
だけど、昔のクラスメートに会って、まだ落ちるところまで落ちたわけじゃないんだなって思った。医学部で順調に進学している者あり、就職した者あり。一方で進路に行き詰まった者あり、マジでうつ状態になっちゃった者あり。負け組の連帯感なんて冷静に考えれば惨めなだけだし、変な優劣意識なんて歴史的に見てもろくな結果を産み出さないってことも分かってる。だけど、その気にさえなれば、自分にはもっと広い世界が待ってるんだと分かっただけでも満足。必死に上を目指すこともできるし、妥協して堕落していくことだってできる。私たちの手の中には”自由”という無限の世界が広がっている。
…陳腐だな(笑)。だけど自分がどうなるかは、周りに規定されるものではなく、かなり自分次第な側面があるんだなぁって感じて、ちょっぴりだけど安心できました。そういう意味で、この時代、この国は恵まれてるよね。
だけど、あんまり親に負担をかけないようにしなきゃね。
コメント・トラックバック
この記事へのコメント・トラックバックはありません.
現在,この記事へのコメント・トラックバックは受け付けておりません.