リアル暴露にも美学アリ…!?
ふと思ったんじゃが、リアルの話題とヴァナの話題って記事を分けちゃった方がいいのかな。来客の少ないブログとはいえ、クエ関連とかで検索してくる人がいないとも限らないと思うと、「続きを読む」を使って書き分けるよりはその方がいろいろといいんじゃないかって思ったんだよね。…ということで今度からそうします、ウン。
で、今日は全然ヴァナで遊んでないんで、リアルの話題になるわけですけどね。とは言っても特に変わったことはないんですが…テレビっ子だからテレビの話題くらいですかね、提供できるのは。
あー、それにしても今日テレビで『フォレストガンプ』見落としたのは痛手だなぁ…。
テレビ漬け。
昨日放送された番組から。NHKの『BS世界のドキュメンタリー』のインド特集、『潜入 新薬開発の舞台裏』ってやつです。番組の内容を簡単にまとめると、「最近、コスト削減のために新薬の臨床試験をインドで行う例が増えているが、ずさんな臨床試験には様々な問題点がある」っていうハナシ。
問題点っていうのは、例えば「臨床前試験(動物試験とか)のデータをまともに集めないまま、臨床試験を始めちゃいました♪」みたいな、正直「こりゃどうしよーもないな…」っていう感じのもあるんですけど、一番大きな問題点とされていたのは「インフォームド・コンセントの不備」ってことでした。文字も分からないような患者に、英語の同意書をホイって渡して、サインできないから拇印を押させて被験者にしちゃう、っていう。
「臨床試験」っていうと、無料で治療してもらえるみたいなことだと思ってたんですが、こういう考えは間違ってるそうです。というのも、薬が本当に有効かどうかを調べるために、被験者の半分には薬効の無い”偽薬”が与えられることになるから。そこのところ、説明不足で分かってない患者が多いっていうことでした。
インドの場合、識字率とか教育水準が低いっていうのが最大の原因になってると思うんですけど、私は日本でもインフォームド・コンセントってまだまだ不十分だと思う。厳密にはね、医学実験の”インフォームド・コンセント”と臨床医療での”インフォームド・コンセント”ってのはルーツや性質が全く異なるものだそうなので、同じ土俵で議論しちゃマズいんでしょうけど、どちらにも言えることとして、”インフォームド・コンセント”は患者と医師(あるいは被験者と製薬企業)の双方にとって、必ずメリットになるものだっていうのはあると思うんですよね。本当に患者にとって有益な治療法を選択したり、後々の「言った」「言わない」という無益なトラブルを避けたりというように、両者を守ってくれる、言わば最後の砦になるもんなんです。
それなのに、未だに「同意書にサインしてもらえばいいんでしょ?」と思ってる医者がいたり、「先生にお任せします!」って言っておきながら後でケチつける患者がいたりする。犬を治療してた頃にも同じようなことを書いたかもしれないけど、本当に”インフォームド”ってのが不足してる。
私、思うんだよね。治療を受けるんだったら、もっと自分のことを大切にしようぜ!ってね。患者も、医師も。
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