CCの先は見えるか
前に所属していたラボの教授が今年で退職ということで、昨日その最終講義を聴講してきた。
キャンパスに足を踏み入れただけでトラウマティックな記憶が蘇る。教授や准教授と会っても、互いにかける言葉が見つからない。やっぱり波長が合わないというか、まぁ向いてなかったんだなぁと改めて思う。我慢して在籍していれば、今頃もしかすると博士号を取れていたのかもしれないけれど、全く後悔は感じず…そこまでして肩書き取っても仕方ないし、取ったところでポスドクとか企業戦士とかやっていける柄でもなし。
そんな後ろ向きのことより、これからのこと。いよいよ臨床実習だし、卒後どうするかも考えなきゃいけない。とりあえずは手に職を…という状況にあるので、まずは変に研究者コースに進んだりせず初期研修を受けるのは確定。その後は臨床を続けず、いったんイギリスで学位を取ろうかなぁと妄想。となると、受け入れ態勢や症例の豊富さという面はもちろん、研究職への動きやすさという点でも、大学附属病院で研修をしたほうがいいのかな。
臨床で医療に携わるにせよ、研究室で医学を修めるにせよ、ずっと同じところにとどまることはできない。勤め先の体制や方針にもよるけど、ずっと勤務医を続けることは厳しいし、研究室ではいずれPIになって一線からは退くことになる。個人的には転戦していく生き方のほうが合っているので、それ自体は構わないのだけれど、それでも自分がライフワークとする「軸」は見つけなきゃいけないなぁと思う。言語とか精神疾患とか脳科学とか、たぶんその辺が私の興味の中心なのかなぁ…って予感はしているけど、それを確かめる作業も必要になってくるだろうな。
そう考えると、残り2年の学部生活でやることはいっぱいありそうだ…もっとも、その前に手元の論文をまとめなきゃいけないんだけど。
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