あたらしい朝、あたらしいロンドン。
パリからの夜行バスの中で、年越しを迎えた。やっぱり新しい年はロンドンでスタートさせたかった。
大都会のビルの中、いつが初日の出なのかよく分からない、中途半端なスタート。この後、楽しみにしていたNew Year’s Paradeを観に行ったんだけど、これがまた間延びした、そして中途半端なパレード…喰い散らかしたり割り込んだりの観客の態度に閉口したこともあって、途中でさっさと撤退。
そこからが気分転換。夕方に観に行った“Doctors, Dissection and Resurrection Men”は小規模ながらも、フォーカスの絞られた、よい展覧会だった。
Royal London Hospital跡地の発掘調査報告を兼ねて、医学校と死体泥棒のつながり、そして解剖法の制定へという19世紀前半の流れを示すもの。発掘された遺骨を文献資料とともに紹介し、当時の様子を想起させる手法はいいと思う。日本には少ないインタラクティヴな展示もピンポイントで、有効に使われていると思った。充実した楽しい時間。
昼には(遅まきながら)「緑のたぬき」で年越しを迎え、夜にはポルトガル土産のオイルサーディンとシーズニングされた小エビをいためて、熱々の「サトウのごはん」とみそ汁とともに、ささやかなおせちもどき。食後には、これまた母にもらった「懐中しるこ」。あとは寝正月…だらだらと、エヴァやなんかを見ながら夜更かし。
ということで(ということで?)、今年の目標は「なおす」。いくら注意しても、自分のミスをゼロにはできないし、嫌なものに出会うことだってある。でも大事なのは反省し、できるところは改善すること。常に進路を確かめて、間違っていたら修正すること。公的にも私的にも、とにかく“だらだら続ける”状況をなくし、このまま続けるのか、変えるのか、それともキッパリ止めるのか、はっきり決めていこうと思います(さっきのパレード、今までだったらだらだら最後まで見続けていたと思う…でも、さっさと切り上げたことで、かえって嫌な気持ちにならなくて済んだ。つまらないことはさっさと切り捨てるのも、大切だと思う)
今日から(もう)新学期です。積み重ね、叱咤激励、残りの2ヶ月を頑張ります。
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