クリムゾン・タイド
『クリムゾン・タイド』を発作的に観たくなって,DVD+CDをレンタル.改めて観ても素晴らしい映画だ.90年代の時代性,潜水艦という特殊な環境,そして「中年」「保守的」「白人」艦長 対 「若く」「勤勉」「黒人」副長という二項対立.とてもよく出来たジャーナリスティックなサスペンス.
改めてチェックすると,トニー・スコットやジェリー・ブラッカイマーなど,スタッフ陣もとてつもなく豪華だ.というか音楽,これもハンス・ジマーなのか!全然そんな感じがしなかったけど.
サントラは単体で聴くと「あれ,こんなんだっけ?」という感じがしたのだけど,実際に映画を観たら納得.同じ旋律の繰り返しじゃなくて,微妙に変化・修飾・発展させているので,実際には非常に長い曲なんだ…有名な旋律はそのごく一部に過ぎないのね.でも,音楽単体で完成するのではなく,映像に完璧に寄り添っている音楽という点で,これこそ正統な映画音楽かもしれないなって感じがした.
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