CONGRADUATION!!

大学、卒業しました。

卒業式には母が参列してくれたんですが、正直…うぜー。何がって、記念写真を撮ることしか頭にないんだもん。何かあると、二言目には「写真、写真」って。写真なんかいつだって撮れるだろ…。だけど卒業式は今日しかないんだよ！？
別に時間があるんだったらこんなこと言わないんだけどねぇ…全学の卒業式の後で学部毎に卒業式があり、さらに懇親会があり、研究室でお祝いあり。かなり忙しいんですよ。だから合間に写真を撮るってなると、かなりビジー。もうヘトヘトでした。
まぁ、親なんて、こんなもんなのでしょうか。

エラい人のエラい話。

ウチの学長、祝辞で結構いい話をするって聞いてたんだけど、確かに。今回の話は「他者を感じる力」こそ大事だって話でした。
学長によると、ちょっと昔、リチャード・ローティという哲学者がいて、「真理とは永劫普遍なるものではない」「探求とは収束するものではない」という思想を展開したそうです。真理は一つじゃない。他者はどこまでいっても存在するし、だからこそ、異質なるものを体験し、他者と積極的に触れ合い、そこから新たな価値を創造していかなければならない。
改めてこういう話を聴くと、活躍の場が広く、広い世界を見る機会に恵まれ、多くの人と協働でき、ジェネラリストでもスペシャリストでもありえるジョブとして、”医師”という仕事を選択するってのは、アリなんじゃないかって思えてくる。…もちろん、そういうジョブは他にもあるだろうし、その中でこの選択肢がベストなのかって言われると微妙なんですが。
…なんでもいいけど、この祝辞、免疫系のウチのラボには妙にしっくりくる話じゃまいか。免疫っていうのは、自己と非自己を差別することから始まるからね。