ウンとタメになる体験

そういえばさー、2,3日前にちょっとした「薬剤師のお仕事体験♪」みたいなことしたんスよ。それで思ったんだけど…薬剤師の仕事って案外大変なんだねぇ。まぁ、体験と言ってもそんなに大それたものじゃなく、単に患者さん（…のふりをしてる薬剤師ですが）を相手に薬の説明をするってだけなんだけどね。説明をするためにはこっちが十分に理解してなきゃならないのはもちろんなんだけど、それを”正しさそのままで”、”相手が分かるように”、”適切な言葉を選びつつ”伝えるってなると、すっげー大変だ。
そんなわけで今日は、その体験で学んだこととかを書いてみるテスト。

一部ハードな内容がありますのでグロ注意。

その体験実習をしているときに薬剤師の人（数年前まで製薬企業に勤めてたらしい！）から聴いたことなんだけど、グレープフルーツと薬の飲み合わせって、実は凄くアブナイらしいです。知ってる人も多いとは思いますが、グレープフルーツ（ジュースも同じ）っていろんな薬と相性が悪いんですよ。まぁ、大まかな話としては、小腸とかで薬が分解されるのを邪魔するんで、薬の作用が強く出ちゃうってことなんですが…この作用がかなり強いらしい。しかも「じゃあ時間をずらせば平気でしょ？」ってことでもなくて…というのも、その作用って、グレープフルーツ食べてから半日や一日は平気で残っちゃうんだって。
あと、某番組で話題になった納豆ですが(笑)、高血圧の薬を飲んでいる方には納豆は要注意です。ワルファリンっていう薬があるんですけど、この薬は納豆を食べちゃうと全然効き目が無くなっちゃう（原因は納豆にビタミンKが大量に含まれていること）。まぁ、この薬は相当強いこともあって、おそらく飲んでる人はその話を聞いてるでしょうけど。周りの人は間違って出したりしないように気ぃつけましょ、ってことで。
他にも、「飲み忘れたかもしれないから、もう1回飲んどくかな…？」なんて言って2回分を飲んだだけで死にかける薬もあれば、水道水じゃなくってミネラルウォーターで飲んだだけで効果がなくなる薬もある。結構、薬って気楽に飲んじゃうものですけど、効く分だけ副作用もあるもんだってこと、忘れちゃダメなんですね。
こうやって考えてみると、結構テレビの健康バラエティ番組って無責任なこと言ってますよね。今日も「歯を磨いているときに血が出ても磨くのをやめないで！」なんて言ってる人が出てました。あのさぁ、普通に磨いてたら出血しないだろ、常識的に考えて。血が出るってのは、歯周病か、力を入れすぎてるか、磨き方が間違ってるか、とにかく何か問題があるから血が出てるんじゃないか！私なんか強く磨きすぎて、よく歯ぐきの表面が剥がれたりしますよ…それでも磨き続けたりしたら、歯にはいいかもしれないけど、歯ぐきには絶対よくないに決まってる。専門家相手に無謀な反論かもしれないけど、やっぱり歯磨き中に血が出たら無理はするべきじゃないと思う。「ちょっと考えれば分かるでしょ！？」ってことなのに、不条理なことをやってる人が、意外と多いような気がする。
…余談。『地球ドラマチック』でマリー・アントワネットのことをやってた時、ルイ16世が”ある問題を抱えていて”子どもができないので、”ちょっとした手術を勧められた”、なーんて言ってた。アレ、結構若年層向けの番組だと思うんだけど、イイのかね。まぁ、でも最近の子はませてるからなぁ…アレかなぁ…にやにや。